子育て世代におすすめ!スズキ 新型ソリオをご紹介!!

育児グッズ

購入の経緯

私の住む地域では車が必須アイテム。通勤やちょっとしたお買い物ではコンパクトカーに乗っていました。

子供が生まれてから、検診や公園のお散歩などに行く際にも車を使用するため、普通のドアタイプのコンパクトカーでは乗せ下ろしするだけで一苦労。屋根もそんなに高くないため、中腰になり、息子の頭をドア枠にぶつけないよう注意しながら、チャイルドシートに乗せる必要があるし、狭い駐車場やほぼ満車の状態で隣によそさまの車がある時には、ドアを開けすぎないように、また誤ってドアが開かないように意識しなければならず、とてもストレスに感じていました。特に、私の住んでいるエリアは、土地の形状上、風が強い日が多くあり、強風によりドアが開いてしまうというヒヤリとする場面を何度も経験していたので、子どもを抱っこしながら、ドアにも気を使うなんてとてもじゃないけど無理…と思っていました。

もっと楽に子供を連れて周りたい。そう思い今まで全く乗ろうとも思わなかった、スライドドア付きのハイトワゴンと呼ばれるジャンルの車を探し始めました。

スライドドアの車探し

早速、調べたスライドドアの車はこちら。

スライドドアの車

メーカー車種名
■スズキ 4種(+OEM1種)
・エブリィワゴン ・スペーシア ・ワゴンRスマイル ・ソリオ ・ランディ(ノアOEM)
■ダイハツ 5種・ムーヴ キャンバス ・タント・アトレー ・ハイゼットカーゴ ・トール
■ホンダ 5種・N-BOX ・N-VAN ・フリード ・ステップワゴン ・オデッセイ
■日産 4種
(+OEM2種)
・ルークス(ekスペースOEM) ・NV100クリッパー リオ(エブリィOEM) ・セレナ・キャラバン ・NV200バネット ・エルグランド
■三菱 2種(OEM2種)・ekスペース ・タウンボックス(エブリィOEM) ・デリカD:2(ソリオOEM) ・デリカD:5
スバル (OEM2種)・ジャスティ(トールOEM) ・シフォン(タントOEM)
■マツダ (OEM2種)・フレアワゴン(スペーシアOEM) ・スクラムワゴン(エブリィOEM)
■トヨタ 7種(+OEM2種)・ピクシス(ハイゼットカーゴOEM) ・ルーミー(トールOEM) ・シエンタ・タウンエース ・アルファード ・ヴェルファイア ・ノア・ヴォクシー ・グランエース ・ハイエースバン ・ハイエースワゴン

兄弟車を1種とすると、計27種類でした。

車格で分けると、

車格別種類

車格車格種類
軽自動車(商用除く)6種
コンパクトカー(5人乗り)2種
コンパクトカー(7人乗り)2種
ミニバン10種
商用7種

となっています。

今回、子どもの検診やお出かけ、保育園の送り迎え、通勤、お買い物など、気楽に取りまわせるコンパクトカーを探していたのですが、その条件を満たすのはなんと・・・2種類( ゚Д゚)

一格上のコンパクトカー(7人乗り)としている2車種は、シエンタとフリード、ここまで大きいのはいらないし…。

という事で、5人乗りスライドドア付きコンパクトカーの2種類
スズキのソリオ(ソリオバンディット)
ダイハツのトール(ルーミー、タンク、ジャスティ、デリカD:2)
早速、この2台の試乗に出かけました。

2車種の試乗、ソリオに決めた

では早速2車種の試乗・・・の前に、スペックの比較を簡単にまとめます。

特長

ルーミソリオ
車両価格155~204万円158~197万円
全長[mm]37053790
全幅[mm]16701645
全高[mm]17351745
ホイールベース24902480
最小回転半径4.6~4.74.8
車両重量1080~1140960~1040
燃費16.8~18.419.6
スライドドア開口量1210×5401220×640
エンジン1.0L直3、1.0L直3ターボ1.2L直41.2L直4マイルドハイブリッド

コンパクトハイトワゴンなので、大体似たようなスペックとなっています。

この表で見える大きな違いとしては、

スペック表から見える大きな違い

  1. 最小回転半径が4.6と4.8でルーミーの方が小さい。
    要は、ルーミーのほうが、小回りが利く
  2. 燃費は16.8~18.4と19.6でソリオの方がよい
  3. スライドドア開口量が100mmほどソリオの方が広い。
    乗せ降ろしや乗り降りがソリオのほうがしやすい
  4. ルーミーはターボの設定があり、ソリオはマイルドハイブリッドの設定がある。
    ⇒優劣はつけづらいので、ここは好み。

といったところでしょうか。

対抗車種なので当然といえば当然ですが、同じようなスペックになっており、実車を見てみるのが一番ということで早速試乗に行きました

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

トミカNo.24スズキソリオ箱
価格:550円(税込、送料別) (2022/9/18時点)


実車に試乗してみた感想

トヨタ ルーミーを試乗した感想

まずは、トヨタのルーミー。

ターボと自然吸気、両方試乗しました。

街中運転レベルでは両車ともに同じような加速感、乗り心地で、ターボの魅力が全然感じられませんでした。営業の方も言っていましたが、高速道路など速度を出す必要があるところでもうひと踏ん張りが効くのだと思います。…が、私は街乗りメインで高速に乗って遠出をすることはほぼないので、ターボモデルは候補から消えました。燃費ももちろん悪くなりますしね。

次に自然吸気モデルの試乗。

ターボモデルとほぼ同じ乗り味で、普通のコンパクトカーだなぁ、くらいに思っていましたが、、、試乗中、信号待ちで前の車がマフラーを変えていて賑やかで、けっこうな振動がこっちまで伝わって来るなぁ~。なんて、営業の方と話をしていたら、信号が青になり前の車が発進。・・・あれ?まだ振動が残ってる・・・

あ、この車から発生してたんだね(笑)

振動の発生源は試乗中のエンジンから発生しているものでした。直列3気筒のエンジンは振動が気になる、とよく聞きますが、まさにその振動を感じることとなりました。

走り出してしまえば、そこまで気にならないのですが、停車中の振動は結構気になりました。

スズキ ソリオに試乗した感想

次にソリオの試乗。

こちらはマイルドハイブリッドモデルのみ試乗しました。

ルーミーと乗り比べて感じた差は…

  • ハンドルが細くてなんか安っぽい
  • アイドリング中の振動は少なめ
  • 加速感は変わらない?マイルドハイブリッドの効果はよくわからない。
  • その他特筆するほどの差は感じられない。

くらいでしょうか。試乗でもそこまでがっつり走りこむわけではないので、細かな差については感じ取れないものです。

それでも、アイドリング時の振動を比較できたので、気持ちはソリオに決まってきました

夫とカタログも穴が開くほど見つくして、それぞれの機能の有無やメリットデメリットの比較表なども作ってみたのですが、ほんとに甲乙つけがたかったのですが、試乗し決心ができました。

早速その場で注文して、3か月待ちの末、ついに納車されました!!

購入したのは、ソリオバンディット。

つけたオプションは

  1. 全方位モニター
  2. 純正ナビ
  3. 後席右側パワースライドドア
  4. ドアバイザー
  5. フリップダウンリアモニター追加

くらいです。

我が家に来ておよそ半年、乗ってみて感じたメリット、デメリットを挙げていこうと思います。

ソリオのおすすめポイント

  1. スライドドアの開口量が大きい後席足元広々
  2. ウォークスルーできる
  3. リアシートを倒すと荷室と合わせてフルフラットな広々空間
  4. 後席を倒さずに荷室にベビーカーを立てて乗せられる
  5. 格納サンシェード付きで強い日差しをカット、暑さ対策
  6. 後部席でも快適、後方へ風を送るルーフサーキュレータ

1.スライドドアの開口量が大きい後席足元広々

スライドドアの開口量は大きければ大きいほど、快適に赤ちゃんを乗せ下ろしできますし、大人が乗り込む際にも窮屈感が無く快適です。

メーカーサイトより引用

そして足元の広さ。今まで乗っていたコンパクトカーもリアシートがスライドできたのですが、ソリオのリアシートを目いっぱい後ろまで下げるとこんな感じ。

メーカーサイトより引用

とにかく広々で、コンパクトカーという概念を覆して、足を延ばしてくつろげます。

先日、義理の母を乗せたのですが、後ろなのに広くて快適ね!と驚いていました。

2.ウォークスルーできる

メーカーサイトより引用

コンパクトカーなので運転席と助手席の間の幅は広くはないですが、床がフラットになっており、ウォークスルーが可能です。これは子育て世代にはありがたいですね!

メーカーサイトに動画が掲載されていたので、こちらをご覧ください。

出かけ先で駐車して、おむつ替えやミルクの時間など、後部座席でお世話する事も多々あります。雨の日や風が強い日、ドアを開けることなく運転席から後部席に移動できるのはかなり便利です。一度体験してしまうと、手放せない仕様です。今年の夏は、外気温40度の酷暑だったので、車外に出ずに後部座席に行けるのはとても良かったです。

3.リアシートを倒すと荷室と合わせてフルフラットの広々空間に

リアシートを倒すとこのような広々空間が出来上がります。

また、リアシートの背面と荷室の床面との継ぎ目隠しでパネルがリアシートと連動してスライドするのですが、このパネルのおかげで、極端な段差が無く、ほぼフルフラットとなります。ここは、ルーミーとの比較でかなりメリットが感じられるポイントなので、ルーミーとの比較をしてみます。

ソリオは、リアシートが前後どちらにスライドしている状態でも、倒すことができます。また、倒した際の段差の処理もパネルを使用しており、なだらかに繋がって隙間が殆どない状態となります。また、後部座席足元のスペースが残るので、後部座席の足元に膝立ちして、荷室に赤ちゃんを寝かせておむつ替えなど、大人も動きやすい空間が残ります。

一方、ルーミーは写真のようにリアシート背面に取っ手用の留め具がついていたり、リアシートを倒すためのハンドルがついているため、デコボコした印象です。実際フラットにはなるのですが、何か敷物をしないとデコボコが気になってしまうかと。フルフラットになるものの、あくまでも荷室として使うための必要十分な機能という割り切りでしょうか。

また、ルーミーの荷室はリアシートを前までスライドするとシートレールがむき出しになります。このでっぱりは荷物を平らに積みたい時には不便な点となりそうです。

フルフラットにするとこんな感じ。広さはあるのですが、後部席足元のスペースが埋まってしまうため、大人が膝立ちできるスペースもなくなり、逆に身動きが取りづらくなります

かといって、足元スペースを確保したいからといって、リアシートを倒すだけだと、このように荷室との段差が激しく、これはこれで使い勝手が良くないかなぁと感じました。

以上が、試乗車を見た時のソリオとルーミーの荷室の使い勝手の差となります。

4.後席を倒さずに荷室にベビーカーを立てて乗せられる

公園のお散歩などベビーカーを持っていく事も多々あるかと思います。今まで乗っていたコンパクトカーでは、ベビーカーを荷台に乗せようとした場合、高さが無いので、ベビーカーを横に倒して乗せないといけません。そうすると、荷室が一杯に・・・。ほかにモノを乗せることも出来ませんでした。

ソリオでは写真のようにベビーカーを立てて乗せることができ、半分弱のスペースが残ります。この開いたスペースには、常に車に乗せて置きたいおむつやウェットティッシュ、タオル、着替え、水などを乗せています。

5.格納サンシェード付きで強い日差しをカット、暑さ対策に

最近の車では割と一般的な機能なのかもしれませんが、赤ちゃんだと自分から日陰に顔を避けることができないので格納サンシェードがかなり便利です。

6.後部席でも快適、後方へ風を送るルーフサーキュレーター

最近の乗用車は後席にもエアコンの吹き出し口がついていますが、軽自動車やコンパクトカーなどにはいまだついていない車が多いです。そんな中、ソリオのカタログでサーキュレーターの機能を知り、実際に試乗車で見て触って、感動したのを覚えています。実際、私も『ただ風を送るだけでしょ』と思いましたが、エアコンの冷風もしっかり後席に届きます。今年の夏は酷暑だったので、後ろに乗せている子どもにもしっかり冷風を届けてくれて、大活躍でした。

今月発売した新型シエンタにはサーキュレーターが搭載されていましたね。やはり、サーキュレーターの魅力に気づいてしまったのでしょう。とにかく快適な装備なので、ぜひ体感してください。

ソリオのちょっと残念ポイント

  1. スマートキーのドアアンロックが手間
    いままで乗っていたコンパクトカーはトヨタの車だったので、スマートキーをポケットに入れておけば、ドアノブを握った瞬間にドアロックが解除され、リモコン操作やドアノブのボタン操作が一切なく、本当にスマートに乗車することができました。一方、ソリオはドアノブの横にあるボタンを押す必要があります。いままでが便利すぎたのかもしれませんが、やはりひと手間増えている感は否めません。
    なんとルーミーには鍵を持っているだけで、車に近づくとドアをアンロックしてくれる機能がついているみたいです。『ウェルカムドアロック解除』というみたいですが、この機能は本当に羨ましいです。
  2. エアコンの能力不足?
    今年の夏は最高気温40度を超える超猛暑。そんな炎天下でドライブすると、エアコンが全然聞かない!!!設定温度Loで風量全開でもなかなか冷えず、少し汗ばむ程度の空間に。

    原因の一つはアイドリングストップ機能。ソリオはエンジンをかけた時、アイドリングストップ機能がONになるので、信号待ちなどで停車するとエンジンが止まります。するとエアコンのコンプレッサーも停止するため、送風口から出てくるのはぬるい風になってしまいます。もちろんアイドリングストップ機能OFFにする事ができるので、夏場はほぼアイドリングストップ機能をOFFにしてドライブしています。でも、毎回、OFFボタンを押さないといけないので結構面倒です。そして、やはり冷房能力は少し弱いかな~と感じます。もう少し冷えてほしいときとか、急冷したいときに余裕が無い感じです。でも、今年の夏は超猛暑だったので仕方ないかな。

以上、残念ポイント2点を挙げてみました。

頑張って残念ポイントを探してみたのですが、あまり出てこなかったが自分でもびっくりです。もちろん、コンパクトカーなので加速、パワーに余裕がないとか、乗り心地が・・・とか高級車など比較対象によってはもちろん劣るところもあるかと思いますが、総じて完成度が高い車だな~という印象でした。

感想

子育て目線で車を選んだのが初めてだったので、まずは”スライドドア”で”小回りの利く車”という選定基準で車を選びました。一カ月健診は夫が車を出してくれたのですが、初めての予防接種は一人で普通のドアのコンパクトカーに息子を乗せて連れて行ったので、本当大変でした。初の予防接種にもドキドキしているなか、その日、よりによって病院の駐車場もいっぱいだったので、隣の車にドアが当たらないように開け閉めを冷や冷やしていたのを今でも覚えています。
ソリオが納車されて、毎日快適なカーライフが送れています^^

コメント